【経営相談】ノベルティ製作・卸売会社の事例

企業規模・業種

売上高2億円、従業員1名、借入金1億円のノベルティ製作会社

相談内容

当社は中国の企業にノベルティの製造委託をし、国内のコンビニエンスストア等に販売を行っている。コロナ禍による中国工場の稼働低下やコンビニエンスストアからの発注の減少により売上が低迷。今後の事業方針や課題の優先順位付けについて相談があった。

支援内容

決算書から財務分析を実施。元来、CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)が非常に長く、多額の運転資金が必要な業態であったが、中国工場の稼働低下により納期が長期化し、直近ではさらに長期化していた。また、卸先の商社との間での支払サイトも長く、資金繰り悪化の要因となっていた。改善策として国内委託先の模索、卸先の商社との支払サイト短縮交渉の実施、為替や原料価格に合わせた見積価格の提示などの施策を提案。据置中のコロナ融資についてはコロナ借換保証を活用し、据置期間の実質的な延長を行うことを提案しました。

支援結果

3時間という短い時間での相談でしたが、会社の課題が整理され、施策の優先順位付けができました。社長は相談前、何をやったらいいかわからないという状態でしたが、やるべきことが明確になったことで、経営改善に向けて前向きに行動していただけるようになりました。